伝統文化をやさしく
重陽節
旧暦の9月9日は、重陽節です。高い所に登り、お墓参りをして、先祖をしのぶ日です。
基本データ
2026年
旧暦9月9日
2027年
旧暦9月9日
2028年
旧暦9月9日
行事の由来
易(えき)の考え方では、九は「陽」の数です。9月9日は、陽の数が重なるので、「重陽(ちょうよう)」と呼ばれます。「重九(ちょうきゅう)」とも言います。
清明節と同じように、お墓参りをして、先祖をまつる日です。多くの地域で、お年寄りを敬う日にもなっています。香港やマカオでは祝日で、台湾では先祖まつりと敬老の行事が行われます。2026年は10月18日、2027年は10月8日、2028年は10月26日です。
伝統的な習わし
秋の良い天気の中、家族で山に登って、遠くを眺めます。これを「登高(とうこう)」と言います。お墓参りも大切な習慣です。お墓の草を取り、線香をあげて、花を飾ります。茱萸(しゅゆ)という香りのよい植物を身につけます。重陽糕(ちょうようこう)という蒸し菓子を食べます。このお菓子には、「少しずつ上にのぼる」という願いがこめられています。菊の花を見て、秋を楽しむ習慣もあります。この日にお年寄りをたずねて、日ごろの感謝を伝える家庭も多いです。中国の南部や香港では、重陽の前後にお墓参りに出かけます。世界の華人のまちでも、それぞれの形でこの日を祝います。日本にも、九月初九を由来とする「重陽の節句(菊の節句)」があり、菊の花を飾る習慣があります。
行事の日付は、旧暦から西暦に換算した参考の値です。土地によって習わしは少し違います。お寺や地域の行事の詳しい内容は、主催者の発表をご確認ください。