伝統文化をやさしく
穀雨
穀雨(こくう)は、春の最後の節気(季節の区切り)です。このころは雨が多くなり、穀物を育てます。「雨が穀物を育てる」という意味の名前です。
基本データ
2026年
節入りの時刻(香港時間): 4月20日 09:39
2027年
節入りの時刻(香港時間): 4月20日 15:17
2028年
節入りの時刻(香港時間): 4月19日 21:09
節気の意味
穀雨は、西暦の4月19日か20日ごろです。2026年は4月20日、2028年は4月19日です。「穀」は五穀のこと、「雨」は降る雨のことです。昔の人は、この時期の雨は種まきにちょうど良いと考えました。「雨生百穀(雨がたくさんの穀物を育てる)」という言葉もあります。
穀雨のあとは、立夏(夏の最初の節気)です。春はもうすぐ終わりです。天気がだんだんあたたかくなり、雨も多くなります。農作物が育つ、大切な時期です。
各地の伝統的な習慣
中国の南方や香港、台湾などでは、穀雨に茶を摘む習慣があります。この時期に摘んだ茶は、特に香りが良いと言われ、「穀雨茶」と呼ばれます。中国北方の一部の地方では、咲いた牡丹の花を見たり、香椿(チャンチン)という木の若い芽を味わったりします。海外の華人の家庭でも、この習慣を続けているところがたくさんあります。春の終わりを感じる、楽しみのひとつになっています。日本の暦にも、同じ「穀雨」という節気があります。
節気は、伝統的な暦の文化として、参考にご紹介しています。天気のことについては、お住まいの地域の気象台の予報をご覧ください。